よくある質問

玄関ホールは本当に必要?

「玄関ホールって必要ですか?その分リビングを広くしたほうがいい気がします。」

最近は、

廊下をできるだけ減らした間取り

が増えています。

限られた床面積を有効に使うため、

玄関からすぐLDKへ入る。

玄関ホールをコンパクトにする。

という設計も珍しくありません。

では、

玄関ホールはなくてもいいのでしょうか?

結論からいうと、

玄関ホールは必ず必要な空間ではありません。

ただし、

面積がもったいないからという理由だけでなくすのもおすすめしません。

大切なのは、

玄関と室内の間に、どんな役割が必要なのか

を考えることです。

玄関ホールには「ワンクッション」の役割がある

玄関ホールの大きな役割の一つが、

外と室内をつなぐワンクッション

です。

例えば宅配便が来たとき。

玄関ドアを開けた瞬間、

リビング。

ダイニング。

キッチン。

まで全部見えてしまう。

これが気になる方もいます。

玄関ホールがあれば、

玄関からLDKへの視線をずらしたり、

建具を設けたりすることで、

生活空間を見えにくくできます。

来客が多い家庭では便利

友人。

ご両親。

仕事関係の方。

子どもの友達。

など、来客が比較的多い家庭では玄関ホールが役立ちます。

例えば、

玄関先で少し話をする。

荷物を受け取る。

来客を迎える。

そんなとき、

家族が過ごしているLDKと玄関を適度に分けられる

からです。

反対に来客がほとんどなく、

家族中心の生活であれば、大きな玄関ホールは必要ないかもしれません。

玄関ホールを広くしすぎる必要もない

一方、

「玄関は家の顔だから」

という理由で、必要以上に大きな玄関ホールを作るケースがあります。

例えば玄関とホールだけで大きな面積を使えば、その分、

リビング。

収納。

洗面。

パントリー。

などが小さくなる可能性があります。

玄関ホールは長時間過ごす場所ではありません。

だから、

広さではなく役割で考える

ことが重要です。

ホールをなくすなら視線を考える

玄関ホールをコンパクトにしたり、ほとんど設けなかったりする場合は、

玄関ドアを開けたとき何が見えるか

を確認してください。

例えば、

ソファが丸見え。

ダイニングテーブルが丸見え。

キッチンのシンクが丸見え。

洗濯物が見える。

という配置になっていないでしょうか。

図面では気づきにくい部分です。

玄関ドアの位置に立って室内を見る

つもりで確認すると分かりやすくなります。

冷暖房との関係も考える

玄関とLDKが直接つながる場合は、玄関ドアを開けたときに外気が室内へ入りやすくなります。

特に冬や真夏は、

玄関とLDKをどう区切るか

も考えておきたいところです。

住宅性能が高くても、玄関ドアを開ければ外気は入ります。

間取りと空調計画をセットで考えることが大切です。

よくある失敗例

「廊下は無駄だから全部なくそう」

と玄関ホールをほとんど作らなかった。

住み始めると、

宅配便が来るたびにリビングが丸見え。

子どもが玄関を開けると外気がLDKへ入りやすい。

来客時にも家族が落ち着かない。

結果、

「もう少し玄関とLDKの間にワンクッション欲しかった」

となってしまった。

原因

玄関ホールを「ただの通路」と考えてしまったことです。

玄関ホールには、

視線を遮る。

来客を迎える。

外と室内をつなぐ。

という役割があります。

間取りでの考え方

① 来客頻度を考える

② 玄関ドアからの視線を確認

③ LDKとの距離を確認

④ 冷暖房への影響を考える

⑤ 必要なホールの広さを決める

という順番で考えます。

後悔しないためのチェックポイント

  • 玄関からLDKが丸見えにならないか
  • 来客時に使いやすいか
  • 宅配便を受け取りやすいか
  • 外気が直接LDKへ入りすぎないか
  • 必要以上に広くしていないか
  • リビングや収納との面積配分は適切か

まとめ

玄関ホールは、

「ある・ない」のどちらが正解というものではありません。

大切なのは、

玄関と生活空間の間にワンクッションが必要かどうか。

玄関ホールを作ることが目的ではなく、

家族のプライバシーと暮らしやすさを守るために必要な広さを考えること

が大切です。

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