「朝、家族みんながバタバタしない家にしたいです。どこを工夫すればいいですか?」
朝は一日の中でも、
家族の行動が最も集中する時間帯
です。
起きる。
トイレへ行く。
顔を洗う。
着替える。
朝食を食べる。
歯を磨く。
荷物を持つ。
靴を履く。
そして出発。
この流れを家族全員が短い時間に行います。
だから、
朝の暮らしを基準に間取りをチェックする
ことは、とても重要です。
渋滞ポイント① 洗面
朝、一番混みやすいのが洗面です。
一人は歯磨き。
一人はドライヤー。
一人は洗顔。
お母さんはメイク。
この場合、洗面ボウルだけを増やすより、
複数人が同時に身支度できるカウンターや鏡
を考える方法もあります。
Q44でも、洗面所の渋滞は身支度を一か所へ集中させないことがポイントでした。
渋滞ポイント② キッチン・冷蔵庫
朝食準備中のキッチンへ、
子どもがお茶を取りに来る。
ご主人が冷蔵庫を開ける。
食器を取りに来る。
これも渋滞の原因です。
家族が使う、
冷蔵庫。
食器。
飲み物。
などを、料理中の人の動線とできるだけ分けると使いやすくなります。
渋滞ポイント③ 玄関
出発時間が同じなら、最後に家族が集中するのが玄関です。
靴を履く。
上着を着る。
ランドセルを背負う。
バッグを持つ。
このとき、
上着はリビング。
ランドセルは子ども部屋。
鍵はキッチン。
となっていると、家の中を行ったり来たりします。
出かける物を玄関周辺へまとめる
ことで、朝の動きを短くできます。
「朝の5分」を図面で歩いてみる
既存Q&Aでも、間取りは朝起きてから夜寝るまでの生活をシミュレーションすることを重視しています。
特に朝は、
誰が最初に起きる?
誰が洗面を使う?
誰が朝食を作る?
子どもはどこで着替える?
荷物はどこにある?
まで考えます。
よくある失敗例
部屋ごとには十分な広さを確保した。
しかし朝になると、
洗面所で渋滞。
冷蔵庫前で渋滞。
最後は玄関で渋滞。
家は広くなったのに、
以前の家と同じように毎朝バタバタする
という結果になってしまった。
原因
部屋を一つずつ考えて、朝の生活を一連の流れとして考えなかったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 家族の起床時間を考えたか
- 洗面を同時に使えるか
- 冷蔵庫前が混雑しないか
- 着替え場所と収納は近いか
- ランドセル・バッグの定位置があるか
- 上着を玄関周辺に置けるか
- 鍵などの置き場所を決めたか
- 家族全員が玄関で出発準備できるか
まとめ
朝の渋滞を減らすには、
家を大きくすることより、家族の行動を整理すること。
洗面。
キッチン。
収納。
玄関。
この4か所に人や物が集中しすぎないようにします。
そして間取り図の上で、
家族全員の「起きてから家を出るまで」を一度歩いてみる。
朝の10分がスムーズな家は、毎日の暮らしを大きく楽にしてくれます。
















