「家の中の空気はきれいに見えますが、CO2まで気にする必要がありますか?」
家の空気は、
見た目だけでは状態が分かりません。
ホコリやにおいは気づきやすいですが、CO2(二酸化炭素)は目には見えません。
人が室内で過ごしていれば、呼吸によってCO2が発生します。
だから住宅では、
人が生活している間も適切に空気を入れ替えること
が重要です。
既存Q7でも、換気は単に空気を入れ替える設備ではなく、家族の健康を守るための設備という位置づけになっています。
寝室は特に注意したい
例えば夫婦2人で寝室を使用する場合。
夜、
ドアを閉める。
窓も閉める。
その状態で何時間も眠ります。
寝ている間も人は呼吸しています。
そのため、
寝室にも必要な換気が行われる計画
になっているか確認することが大切です。
高気密住宅だからCO2が増えるの?
「高気密だから空気がこもる」
という単純な話ではありません。
高気密住宅は、
隙間から偶然空気を入れ替えるのではなく、換気設備によって計画的に空気を入れ替える住宅
と考えることが重要です。
隙間が多いと換気システムが設計どおりに働きにくくなるため、気密性能が重要と説明しています。
つまり、
高気密+計画換気
がセットです。
第一種換気なら給気も排気も機械で行う
第一種換気では、
給気と排気の両方を機械で行います。
さらに熱交換型第一種換気なら、室内から捨てる空気の熱を利用しながら外気を取り込み、
冬の暖かさや夏の涼しさをできるだけ活かしながら換気
できます。
この点が第一種熱交換換気の特徴として説明されています。
大切なのは「換気量」
高性能な換気設備を付けても、
必要な換気量が確保されていなければ意味がありません。
家族人数。
部屋の広さ。
給気口・排気口の位置。
空気の通り道。
などを考えて、
家全体で適切に空気が流れるようにすること
が重要です。
フィルターの目詰まりにも注意
換気計画がしっかりしていても、
フィルターが汚れている。
給気口を家具でふさいでいる。
メンテナンスしていない。
という状態では、計画した換気量を確保しにくくなります。
だから、
換気設備は定期的なメンテナンスまで含めて性能
と考えます。
CO2モニターで確認する方法もある
室内の空気は目に見えないため、
CO2モニターを使って室内環境を確認する
方法もあります。
特に、
寝室。
子ども部屋。
在宅ワークスペース。
など、長時間人が過ごす場所の状態を知る一つの目安になります。
ただしCO2だけで室内空気質のすべてが分かるわけではありません。
よくある失敗例
「第一種換気を付けたから大丈夫」
と思っていた。
しかし、
寝室の給排気計画を確認していない。
フィルターも汚れている。
給気口も家具でふさいでいた。
結果、
設備はあるのに、実際の空気の流れを確認していなかった。
原因
「換気設備が付いていること」と「適切に換気できていること」を同じだと考えてしまったことです。
後悔しないためのチェックポイント
- 寝室まで換気計画されているか
- 必要な換気量を確保できるか
- 給気・排気位置を確認したか
- C値を確認したか
- フィルターを定期的に清掃しているか
- 給排気口をふさいでいないか
- 必要ならCO2モニターで確認できるか
まとめ
CO2は、
目に見えない室内空気環境を考える一つの指標です。
特に寝室など、長時間人が過ごす場所では、
適切な換気が行われていること
が重要です。
高気密だから空気が悪くなるのではありません。
大切なのは、
高気密+適切な換気量+空気の通り道。
「換気設備があります」だけではなく、
「家全体で本当に空気が入れ替わっていますか?」
まで確認することが大切です。
















