よくある質問

室内干しスペースは何帖必要?

「家族4人なら、室内干しスペースは2帖くらいあれば足りますか?」

室内干しを考えるとき、

2帖。

3帖。

4帖。

と、部屋の広さから考えがちです。

でも本当に重要なのは、

何帖あるかではなく、何mの物干しスペースが必要なのか

です。

同じ2帖でも、

洗濯機。

収納。

作業カウンター。

を置けば、実際に洗濯物を干せる場所は大きく変わります。

まず「1日何人分を干す?」を考える

例えば4人家族。

夫婦。

小学生。

園児。

毎日、

シャツ。

ズボン。

下着。

タオル。

学校用品。

園用品。

などが出ます。

さらに週末には、

シーツ。

布団カバー。

体操服。

上履き関連。

などが増えることもあります。

だから、

平均的な日ではなく、洗濯物が多い日

も考えます。

「全部干す」のか「一部だけ干す」のか

ここで必要面積が大きく変わります。

例えば、

家庭A
→ 全部室内干し

家庭B
→ タオル・下着は乾燥機、洋服だけ室内干し

家庭C
→ 基本乾燥機、おしゃれ着だけ室内干し

同じ4人家族でも、必要な物干し量は全く違います。

帖数より「物干し竿の長さ」

例えば2帖の部屋でも、

物干し竿を2本設置できる。

一方3帖あっても、

収納やカウンターが大きく、竿は1本だけ。

ということがあります。

だから住宅会社には、

「何帖ありますか?」ではなく、「有効な物干し長さは合計何mですか?」

と確認します。

竿を増やせばいい?

物干し竿を、

2本。

3本。

と増やせば、たくさん干せそうです。

でも近すぎると、

洗濯物同士が重なる。

空気が通りにくい。

乾きにくい。

となります。

竿の本数+竿同士の間隔

が重要です。

洗濯物を干した状態で人が通れる?

図面では広いランドリー。

でも洗濯物を干すと、

シャツ。

ズボン。

タオル。

が人の頭や肩に当たる。

毎回かがんで洗濯機へ。

これでは使いにくくなります。

空の部屋ではなく、洗濯物が満杯の状態

で確認します。

長い衣類も考える

シャツだけなら問題ない。

でも、

ワンピース。

コート。

長いパンツ。

などを干すと、その下のカウンターや収納に当たることがあります。

物干し下に収納をつくる場合は、

何を干すのか

まで考えます。

「干せる量」と「乾かせる量」は違う

ここが最も重要です。

家族4人分を全部干せた。

でも翌朝まだ湿っている。

これでは室内干しスペースとして十分とは言えません。

洗濯物から出た水分を、

どうやって室外へ処理するのか

まで考える必要があります。

乾燥に必要なのは?

室内干しでは、

温度。

湿度。

空気の流れ。

洗濯物の間隔。

などが関係します。

必要に応じて、

エアコン。

除湿機。

サーキュレーター。

換気。

などを組み合わせます。

第一種換気だけに頼らない

高性能住宅だから第一種換気。

洗濯物も乾く。

とは限りません。

住宅の計画換気と、

大量の濡れた洗濯物を短時間で乾燥させることは、

目的が違います。

室内干し量に合わせた除湿・空調を考えます。

除湿機はどこに置く?

除湿機を使うなら、

置場。

コンセント。

排水。

を考えます。

完成後に、

「ここに置くしかない」

となると、通路をふさぐことがあります。

サーキュレーターも同じ

洗濯物へ風を当てたい。

でも、

床に置く。

コードが通路を横切る。

ということがあります。

壁付け。

棚置き。

コンセント位置。

などを新築時から考えておくとすっきりします。

窓は必要?

「室内干しだから大きな窓を付けて風を通そう」

と考えることがあります。

でも共働き家庭では、

昼間不在。

雨。

花粉。

防犯。

などで窓を開けられないこともあります。

だから、

窓を閉めた状態でも乾かせる計画

を基本にすると使いやすくなります。

シーツはどうする?

普段の洋服は干せる。

でもシーツを干すと、

物干し竿1本をほぼ使ってしまう。

ということがあります。

シーツ類は、

乾燥機。

浴室。

別の物干し。

など、普段着とは別の方法を考えても構いません。

「毎日100%対応」を求めすぎない

年に数回しかない、

大量のシーツ。

毛布。

までランドリールームだけで完結させようとすると、部屋が大きくなります。

毎日の洗濯を基準にして、

例外的な洗濯物は別の方法で対応する

方が面積を有効に使える場合があります。

よくある失敗例

「4人家族だから3帖のランドリー」

と決めた。

物干し竿も2本。

でも洗濯物を干すと通路が狭い。

梅雨時は乾きにくい。

除湿機を置いたらさらに狭い。

「何帖かではなく、何m干して、どう乾かすかまで考えればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • 家族の一日分の洗濯量を確認したか
  • 全部室内干しするか
  • 乾燥機との使い分けを決めたか
  • 有効な物干し長さを確認したか
  • 竿同士の間隔を確認したか
  • 長い衣類を干せるか
  • 干した状態で通れるか
  • 除湿・空調方法を決めたか
  • 除湿機・サーキュレーターの電源を考えたか
  • シーツ類の乾燥方法を決めたか

まとめ

室内干しスペースは、

「何帖必要?」から決めないこと。

先に、

何人分?

何を干す?

乾燥機に何を入れる?

何m必要?

何時間で乾かしたい?

を考える。

住宅会社へ、

「ランドリーは3帖ありますか?」ではなく、「家族4人分の洗濯物を実際に吊るした状態を図面に入れて、何m干せるか教えてください」

とお願いする。

さらに、

「梅雨時に窓を閉めた状態で、どうやって乾燥させますか?」

まで確認する。

「干せる部屋」ではなく「乾く部屋」をつくる。

これが室内干しスペースで最も重要なポイントです。

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