よくある質問

子どもが成長しても家族が顔を合わせる間取りとは?

 

「子どもが中学生・高校生になっても、自然に家族が顔を合わせる家にできますか?」

できます。

ただし、

リビング階段にすれば必ず家族の会話が増える

という単純なものではありません。

大切なのは、

子どもが帰宅して自分の部屋へ行くまでの間に、家族の気配を自然に感じられること

です。

小さいころは自然にLDKへ集まる

幼児期。

小学校低学年。

は、

親の近くで遊ぶ。

リビングで宿題。

一緒にテレビ。

など、自然にLDKへ集まりやすい時期です。

問題になるのは、

自分の部屋で過ごす時間が増えてから

です。

帰宅動線を考える

例えば、

玄関

階段

子ども部屋

でLDKをまったく通らない。

帰宅してそのまま2階へ行けます。

一方、

玄関

LDK付近

階段

子ども部屋

なら、

「おかえり」

と自然に声を掛けやすくなります。

必ずリビングの真ん中を通す必要はない

ここがポイントです。

家族が食事中のダイニングを横切って階段。

テレビ前を通って2階。

では、お互いストレスになる場合があります。

LDKの一角から気配が分かる程度

でも十分です。

リビング階段は一つの方法

リビング階段なら、

帰宅。

LDK。

階段。

となりやすく、家族が顔を合わせる機会をつくれます。

ただし、

音。

冷暖房。

ニオイ。

プライバシー。

なども考える必要があります。

洗面を帰宅動線に入れる

玄関。

手洗い。

LDK。

自室。

という流れなら、帰宅後に一度生活空間へ入ります。

手洗い動線と家族のコミュニケーションを両立できます。

冷蔵庫も家族をLDKへ呼ぶ

中高生になると、

帰宅。

「お腹すいた」

冷蔵庫。

ということも増えます。

冷蔵庫や飲み物をLDK周辺に置くことで、自然に家族のいる場所へ来る機会が生まれます。

「家族が集まりたくなるLDK」も重要

どんなにリビング階段でも、

LDKが、

暑い。

寒い。

暗い。

落ち着かない。

では、自室へ行きたくなります。

家族が自然に集まるには、

快適で居心地のいいLDK

であることも重要です。

子ども専用ではなく家族の居場所を複数つくる

例えば、

ソファ。

ダイニング。

スタディスペース。

畳コーナー。

窓際ベンチ。

など。

同じLDK周辺でも、

それぞれが別のことをできる場所

があると家族が集まりやすくなります。

「一緒にいる=同じことをする」ではない

父親
→ テレビ

母親
→ 読書

子ども
→ 宿題

もう一人
→ ゲーム

それぞれ違うことをしていても、

同じ空間にいる。

これも家族のつながりです。

子どものプライバシーも大切

中高生になった子どもを、

「必ず親の前を通らないと部屋へ行けない」

ようにしすぎると、窮屈に感じる可能性もあります。

自然に顔を合わせることと、監視されているように感じさせないこと

のバランスが重要です。

子ども部屋を極端に不便にしない

「部屋にこもらないように」

と、

子ども部屋を極端に狭くする。

収納をなくす。

快適にしない。

という考え方はおすすめできません。

子どもには成長とともに、自分の空間も必要になります。

食事の場所を大切にする

間取りだけでなく、

家族が一緒に食事する。

帰宅したら声を掛ける。

といった生活習慣も大切です。

間取りだけで家族関係をつくることはできません。

家は、そのきっかけをつくるものと考えます。

将来は夫婦2人になる

子どもが独立した後も、

LDK。

ダイニング。

スタディスペース。

は夫婦が使います。

子どもとのコミュニケーションだけを目的にした特殊な間取りにせず、長く使える空間にします。

よくある失敗例

「子どもと必ず顔を合わせたい」

とリビングのど真ん中に階段。

幼児期は問題なし。

でも中高生になると、友達を連れて2階へ行くたびにリビング中央を通る。

家族も子どもも少し気を使う。

「必ず通らせることより、自然に気配が分かる配置にすればよかった」

と感じた。

チェックポイント

  • 帰宅後すぐ自室へ行ける動線になっていないか
  • 家族が自然に「おかえり」と言えるか
  • リビング階段が本当に必要か
  • 洗面動線とつなげられるか
  • LDKが快適な場所になっているか
  • 家族それぞれの居場所があるか
  • 子どものプライバシーを考えたか
  • 子ども部屋を不便にしすぎていないか
  • 食事で顔を合わせやすいか
  • 独立後も使いやすい間取りか

まとめ

子どもが成長しても家族が顔を合わせる家とは、

「必ずリビングを通らせる家」ではありません。

理想は、

帰宅

手洗い

家族の気配を感じる

必要なら会話

自分の部屋へ

という自然な流れです。

住宅会社へ、

「子どもと必ず顔を合わせる間取りにしてください」ではなく、「15歳の子どもが帰宅して自室へ行くまでに、家族と自然に挨拶できる動線にしてください」

と相談する。

監視する間取りではなく、自然に「おかえり」が生まれる間取りにする。

これが、子どもが成長しても家族のつながりを保ちやすい家づくりのポイントです。

 

 

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