「赤ちゃんや小さい子どもがいるなら、LDKの横に和室をつくった方が便利ですか?」
子育て住宅でよく検討されるのが、
LDK横の和室。
赤ちゃんを寝かせる。
おむつを替える。
子どもを遊ばせる。
親子で昼寝する。
来客を泊める。
など、いろいろ使える便利な空間です。
ただし、
「子どもが小さい=和室が必要」ではありません。
大切なのは、
和室を何年間、何のために使うのか
です。
小さい子どもとは相性がいい
乳幼児期は床で過ごす時間が多くなります。
畳なら、
赤ちゃんを寝かせる。
ハイハイする。
おもちゃで遊ぶ。
絵本を読む。
昼寝する。
など、一つの場所でいろいろな使い方ができます。
特にキッチンから見える位置なら、
料理しながら子どもの様子を確認しやすい
というメリットがあります。
お昼寝スペースとして便利
赤ちゃんのお昼寝のたびに、
2階寝室へ連れていく。
↓
親は1階で家事。
では様子を確認しにくくなります。
LDK横に和室があれば、
子どもは昼寝。
親は料理や洗濯。
という使い方ができます。
おむつ替えにも使える
乳幼児期は一日に何度もおむつを替えます。
和室の近くに、
おむつ。
おしりふき。
着替え。
タオル。
などを収納できれば便利です。
ポイントは、
和室だけでなく子育て用品の収納もセットで考えること。
です。
引き戸で仕切れると使い方が広がる
普段はLDKとつなげて、
子どもの遊び場。
必要なときは引き戸を閉めて、
お昼寝。
来客。
個室。
として使う。
こうすると、和室を一つの用途に限定せず使えます。
でも4.5帖・6帖の和室が本当に必要?
ここが重要です。
赤ちゃんのためだけに、
4.5帖。
6帖。
の独立和室をつくる。
でも赤ちゃんとして使う期間は数年です。
そのために住宅面積を大きくするなら、
本当にその広さが必要か
を考えます。
畳コーナーでも十分な場合がある
例えばLDKの一角に、
2〜3帖程度の畳スペース。
これでも、
お昼寝。
おむつ替え。
遊び。
には使えます。
来客用個室まで必要ない家庭なら、
独立和室よりコンパクトな畳コーナー
の方が面積を有効に使える場合があります。
段差のある小上がりはどう?
小上がり畳は、
腰掛けられる。
下部収納をつくれる。
空間を分けられる。
というメリットがあります。
一方、小さな子どもには、
段差からの転落やつまずき
への配慮が必要です。
子育て目的なら、フラットな畳スペースとも比較します。
おもちゃ収納を近くにつくる
和室を子どもの遊び場にするなら、
おもちゃ収納も近くに。
遊ぶ。
↓
その場で片付ける。
ができれば、おもちゃがLDK全体へ広がりにくくなります。
押入れは必要?
布団を収納するなら必要です。
でも、
布団は置かない。
来客宿泊もほとんどない。
なら、大きな押入れは使わない可能性があります。
収納も、
「和室だから押入れ」ではなく、何を入れるか
から決めます。
子どもが大きくなったら何に使う?
ここまで考えておくことが重要です。
幼児期
→ 遊び・昼寝
小学生
→ 宿題・読書
中高生
→ 家族のフリースペース
将来
→ 来客・趣味・夫婦の寝室
など、使い方を変えられます。
将来1階で寝る可能性も考える
2階建てなら、将来、
階段を使う生活が負担になる可能性があります。
LDK横の和室を、
将来の寝室として使える広さ・位置
にしておく考え方もあります。
この場合は、子育て期間だけでなく長期間使える部屋になります。
和室にこだわる必要はない
目的が、
赤ちゃんを寝かせる。
子どもを遊ばせる。
将来寝室にする。
なら、
フローリングの多目的室でも実現できます。
つまり、
「和室が必要か?」より「LDK横に多目的スペースが必要か?」
と考える方が本質的です。
よくある失敗例
「子どもが小さいから和室は絶対必要」
と6帖+押入れをつくった。
幼児期は便利だった。
でも数年後、子どもはリビングや自室で過ごすようになり、和室は物置状態。
「赤ちゃんの数年間ではなく、20年後まで何に使うか考えればよかった」
と感じた。
チェックポイント
- 赤ちゃんのお昼寝に使うか
- おむつ替えに使うか
- キッチンから見えるか
- おもちゃ収納が近いか
- 独立和室が本当に必要か
- 2〜3帖の畳コーナーとも比較したか
- 小上がりの段差は必要か
- 来客を泊める頻度を考えたか
- 子どもが成長した後の用途を決めたか
- 将来1階寝室として使えるか
まとめ
子どもが小さい時期に和室は、
便利な空間になりやすいです。
でも、
「赤ちゃんがいるから4.5帖の和室」
と決めないこと。
住宅会社へ、
「和室をつくってください」ではなく、「幼児期は昼寝と遊び、小学生では学習、将来は寝室として使える場所にできますか?」
と相談する。
場合によっては、
独立和室ではなく、2〜3帖程度の畳コーナーでも十分。
大切なのは、
子育ての数年間だけの部屋をつくるのではなく、家族の成長に合わせて役割を変えられる場所にすること。
これが、子育て家庭で和室を考えるポイントです。
















