質問
「住宅会社ごとに説明する性能が違って、どこを比較すればいいのか分かりません。最低限、どんな数字を確認すればいいですか?」
結論
住宅性能を比較するときは、一つの数字だけで判断しないことが重要です。
最低限、
①耐震等級
②構造確認・計算方法
③断熱等級
④UA値
⑤C値
⑥窓性能
⑦換気方式
⑧省エネ性能
を同じ条件で比較します。
特に重要なのは、カタログやモデルハウスの数字ではなく「実際に自分たちが建てる家」の性能を確認することです。
① 耐震等級
まず確認したいのが、
耐震等級1・2・3のどれなのか。
さらに、
「耐震等級3」なのか、
「耐震等級3相当」なのか、
第三者機関による評価等を取得するのかまで確認します。
② 構造の確認・計算方法
耐震性能は等級だけでなく、どの方法で構造安全性を確認しているかも重要です。
建築基準法に基づく壁量等の確認。
住宅性能表示制度による評価。
許容応力度計算。
など、今回の住宅では何を行うのか聞きます。
③ 断熱等級
断熱性能を比較する入口となる数字です。
ただし、
「断熱等級6だからA社とB社は同じ性能」
とは限りません。
そこでUA値も確認します。
④ UA値
UA値は住宅外皮からどれくらい熱が逃げやすいかを表す指標で、基本的には小さいほど熱が逃げにくいことを示します。
重要なのは、
「当社平均」ではなく「今回建てる家のUA値」
を確認することです。
⑤ C値
C値は住宅の隙間の程度を示す指標です。
UA値と大きく違うのは、実際の建物で気密測定して確認することです。
住宅会社には、
全棟測定?
測定時期は?
結果を施主へ提示する?
まで確認します。
⑥ 窓性能
窓では、
サッシ。
ガラス。
熱貫流率。
Low-E。
ペア・トリプル。
などを確認します。
ただし製品性能だけでなく、方角・大きさ・夏の日射遮蔽も重要です。
⑦ 換気方式
第一種?
第三種?
熱交換あり?
なし?
熱交換率は?
フィルター交換は?
と確認します。
数値が高いだけでなく、実際に維持管理できる換気システムかも見ます。
⑧ 省エネ性能
断熱だけでなく、
冷暖房。
給湯。
換気。
照明。
太陽光発電等。
を含めたエネルギー性能も確認します。
比較表をつくる
住宅会社選びでは、例えば次のように横並びにします。
| 確認項目 | A社 | B社 | C社 |
| 耐震等級 | |||
| 構造確認方法 | |||
| 断熱等級 | |||
| UA値 | |||
| C値実測 | |||
| 窓仕様 | |||
| 換気方式 | |||
| 太陽光 |
こうすると、「高性能です」という言葉ではなく、中身で比較できます。
チェックポイント
- 耐震等級を確認したか
- 構造確認方法を聞いたか
- 断熱等級・UA値を確認したか
- C値を実測するか
- 窓性能を確認したか
- 換気方式を確認したか
- 自分の家の数値か確認したか
まとめ
住宅会社には、
「性能は良いですか?」ではなく、
「今回建てる住宅の耐震等級・構造確認方法・断熱等級・UA値・C値・窓・換気・省エネ性能を一覧で見せてください」
と質問する。
住宅性能は、一番良い数字だけを比べるのではありません。
複数の性能を同じ条件で並べ、設計値・実測値・第三者評価を分けて確認することが重要です。
















