「住宅ローンの事前審査で承認されました。これなら安心して土地や家を契約しても大丈夫ですよね?」
結論
事前審査に通っても、本審査の承認が保証されるわけではありません。
本審査では、
申込内容
+物件
+収入・勤務状況
+既存借入
+信用状況
+団信等
について、より詳しく確認されることがあります。
① 事前審査と本審査は違う
事前審査は、
住宅ローンを利用できる可能性を事前に確認する審査
です。
本審査では、必要書類や物件情報等を基に正式な審査が行われます。
② 事前審査後に車を買ったら?
例えば、
事前審査承認。
↓
新車購入。
↓
300万円の自動車ローン。
↓
住宅ローン本審査。
となれば、借入状況が事前審査時と変わっています。
※金額は説明用の例です。
本審査に影響する可能性があります。
③ カードローンも同じ
事前審査後に、
カードローン。
リボ払い。
高額な分割払い。
などを増やすことも慎重に考えます。
④ 転職したら?
事前審査時と本審査時で、
勤務先。
雇用形態。
収入。
などが変われば、再確認が必要になる可能性があります。
住宅購入時期に転職予定がある場合は、事前に金融機関へ相談します。
⑤ 退職・独立も同様
会社員から独立。
自営業へ。
退職。
など大きな勤務状況の変化がある場合は、住宅ローン審査への影響を確認します。
⑥ 希望借入額が増えたら?
事前審査では3,500万円。
↓
打合せで予算アップ。
↓
本審査4,000万円。
なら、審査条件そのものが変わります。
※金額は説明用の例です。
事前審査承認額を超えても自動的に借りられるわけではありません。
⑦ 土地・建物も審査対象になる
住宅ローンでは、借りる人だけでなく、
土地。
建物。
担保評価。
法的条件。
など、物件側の確認も関係します。
⑧ 団信も重要
住宅ローン商品によっては、団信への加入が融資条件となります。
健康状態等によって希望する団信に加入できない場合などは、住宅ローン選びに影響する可能性があります。
⑨ 事前審査後は家計を大きく変えない
本審査・融資実行まで、
新しい借入。
大きな分割購入。
クレジットカードの延滞。
などを避け、支払いを適切に管理することが重要です。
⑩ 「承認されたから契約」は慎重に
土地・建物の契約では、
住宅ローンが承認されなかった場合の扱いを定めるローン特約などを確認することが重要です。
契約内容や期限を理解してから署名します。
ローン特約の期限を確認
例えば、
いつまでに住宅ローンを申し込む?
どの金融機関?
いくらの借入?
承認されなかった場合どうなる?
などを確認します。
チェックポイント
- 事前審査=本承認と思っていないか
- 新しい借入を増やしていないか
- 車購入予定を伝えたか
- 転職予定を伝えたか
- 借入希望額が増えていないか
- 団信条件を確認したか
- 物件条件を確認したか
- ローン特約を確認したか
- 特約期限を確認したか
まとめ
事前審査に通ったら、
「もう住宅ローンは確定」と考えないこと。
本審査・融資実行までは、
収入
+勤務状況
+借入
+支払い状況
+物件条件
を大きく変えないことが重要です。
住宅会社・金融機関には、
「事前審査に通ったから契約して大丈夫ですよね?」だけではなく、「本審査・融資実行までに避けるべきことと、ローン特約の条件を確認させてください」
と相談する。
事前審査はゴールではなく、住宅ローン手続きのスタートです。
















